Linuxはさまざまな分野で利用されていますが、とくに各種専用機能を追加される場合が多くあります。その追加機能の一つがVPNです。VPNは離れた場所のコンピューターをインターネットを使って安全につなげる機能です。Linuxの場合はOpenVPNやSoftetherが利用できますが、これらはパッケージに登録されていたり、ダウンロードすればすぐにインストールできるなど手軽に使えるのが魅力です。
VPNサーバーへの接続はクライアントソフトが必要ですが、多くのOSではPPTPやIPSECなどに対応したクライアントがOS側で実装されているのでIDなどを設定すればすぐに利用できることが多いです。また、スマートフォンでもクライアント機能は実装されています。便利なVPN機能ですが、サーバーを作れば自宅のコンピューターに安全にアクセスできるので利用者が増えています。自宅へのアクセスによってファイルが使えたり、音楽を聞く、海外から安全にインターネットを利用するなどさまざまな場面で利用が進んでいます。
LinuxでVPNサーバーを作る場合はもっとも簡単なのはパッケージからPPTPDをインストールすることです。pptpdはPPTPプロトコルを使えるデーモンアプリケーションですが、設定が楽なのと安定稼働してくれるので利用者がとても多いです。設定にはDNSの設定もあるので特定のルートを設定することもでき、利用範囲が広くなっています。